アイスランド滞在記(1)
大学2年生の時に、私はアイスランドに2週間滞在した。
この滞在は海外ボランティアで、趣旨としては世界中のいろんな国から集まった老若男女が2週間ほど共同生活しながら、
平日の日中は滞在地域の自治体等でボランティア活動をし、夜や週末は観光や飲みにでかけて過ごすというものだった。
共同生活中、掃除や料理は皆で分担し交代しながら行う。
つまり、それぞれの国の文化を紹介し合ったり、それぞれの国の料理を振る舞ったりするといった主旨の活動で、いくつもの機関が似たような活動を運営している。
きっかけ
私は特にボランティアに燃えるタイプの女子ではないので、ボランティア活動そのものにはあまり興味がなかったのだけど、
ふたつ上の姉が海外旅行中にCIEEの海外ボランティアに参加して彼氏を作ってきていたので、ちょっとだけ興味を持ったのが大学2年生の時だった。
調べてみると女の子の参加者もとても多いようでちょっと安心した。
対象国は多岐に渡ったが、調度ヨーロッパ旅行をする予定があったためヨーロッパに絞って考えてみた。
最初に気に入ったのは、ドイツのボランティアプログラム。
古城の修復のボランティアを行いながら、その古城に寝泊まりするというプログラムだった。
でもドイツはどうせ友達もいるから今後行く機会はあるだろうし、どうせならなかなか行かない国がいいなぁと思って、最終的に選んだのがアイスランドだった。
プログラム内容
アイスランドのプログラムは、以下のようなものだった
初日
というわけでロンドンから小さな飛行機でレイキャビクに飛んだ私は、まずお腹がすいていたのでSubwayへと駆け込み、その美味しさに感動した。
日本のSubwayよりずっとずっと美味しい。
食欲を満たしてから、私は事前に送られて来た簡素な地図を頼りにレイキャビクの街をとぼとぼと歩いた。
ハットルグリムス教会っていう大きな教会がきれいで印象的だった!
で、プログラムを主催する団体の運営するホステルみたいなとこにたどりつくと、そこには私より先に到着したいろんな国からの参加者が集まっていた。
ロビーにはおっきなイギリス人青年、ヨーロッパ中を旅行中のスイス人の女の子、既に引退したイタリア人の老人、メキシコからやってきたよく喋るアーティスト、ベルギー人の美人二人姉妹などが暖炉をかこんでいて、ぜんぶで15人くらいかな?
そのうち何人かは同じプログラムに参加してこれから2週間を一緒に過ごすことになる人たちだった。
しばらくお互いに自己紹介をして、自分たちの国や旅先の話を交換してから、私たちはワゴンに乗り込んだ。
隣に座ったのはスイスから来たジェシカちゃん。
これから、ボランティア活動をする小さな港町へと移動することになる。
レイキャビクと反対側のとってもちいさな町へ。
つづく