4ヶ国の60年代からの歴史を比べて思ったこと
ハーバードの世界を動かす授業
の
- 日本
- シンガポール
- 中国
の両国の60年代くらいからの経済・政策史がまとめられてたとこを読んだ。
あと、
「ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本」
のミャンマー編を読んだ。
それから、
、「"新富裕層" vs.国家 ~富をめぐる攻防~」
っていうNHKスペシャルの番組を見たかったんだけど、
いっくんが泣きわめいて見れなかった(´;ω;`)
日本、シンガポール、中国、それからミャンマーの歴史をちょっとだけ勉強してみて思ったのは、国家の戦略がうまく立てられて、それが実行されることってやっぱ人々の生活にとってとてつもなく重要で、それができていないと恐ろしいことが起きるってこと。
日本
60年代、日本は「株式会社日本」的な戦略をとって系列企業が国と一緒になって、国の戦略を理解して成長してた。(54-71年くらいの日本の経済成長率は10.6%とか書いてあった)
その後、日本は高度経済成長を達成して、バブルへ突入。
60年代から70年代の日本はそんな国としての戦略の明確さと実行力ってのがあって力強い印象だけど、最近はわからない。
シンガポール
60年代、シンガポールは、独立後最初の選挙でリークアンユーが首相になって、マレーシアと組もうとしてうまくいかなかった後にアメリカに営業に行ってる時だった。
その後、シンガポールはクリーンで多様性を受け入れて外資受け入れ態勢の整った国家として40年間も年9%以上の成長。
GDPのうち、貿易が占める割合がでかかったから2008年の金融危機のダメージはでかかったっぽいけど、すぐに回復。
tlilは3回だけシンガポールに行ったことがあるけど、この国はすごいなーって思う。
リークアンユーって人がほんとにすごいよね。息子のリーシェンロンって人も「億万長者が来てくれたら経済格差は広がるけどシンガポールはより豊かになる」みたいなすごいこと行ってて、迫力があって、日本の政治家とはちがうなって気がした。まあ国の規模も違うんだけど、
中国
60年代、中国は大躍進政策(最近までこのこと知らなかった)が超絶な失敗を起こして餓死者2000万人から5000万人とかいうとんでもないことになってて、その後文化大革命の失敗も経て、毛沢東の後継者を破った鄧小平のドラスティックな政策のおかげで持ち直した。
大躍進政策とか文化大革命は超こわいって思った。
餓死者数千万人って、規模が大きすぎて超怖い。
文化大革命は、死者が40万人から2000万人って、その幅の広さが得体知れなくて超怖い。
国の戦略が間違うと、こんな恐ろしいことになるってのがまた怖い。人間怖い。
ミャンマー
60年代、ミャンマーではクーデターがおきて軍事政権になったりしてた。
経済制裁とか受けてたこともあるけどGDPの伸びも芳しくなくて、軍事政権がずっと支配してたミャンマーは正直これからって感じ。
民主化への意志は本当だろうけど、軍事政権にはグローバル経済社会でやってく経験もノウハウも無さそう。
思った事
シンガポールと日本はそれぞれ “Singapore Inc”「日本株式会社」って言い方がしっくりくるような一団で、Singapore Incがコンパクトさでまとまってるのに対し、日本株式会社は人種的な一様性でまとまってる感じ。
強い戦略がまとまって実行されて成長してきた国だと思った。
シンガポールと日本を会社に例えて考えてみると、国の戦略立案と実行と、会社の戦略立案って、共通した考え方とか知見があるのかもしれないって思った。
経済学部のすごく優秀な友達に勧められた本をもっと読んでみる。