tlil's diary

学生結婚(学部) -> 出産・学生ママ(修士) -> 卒業して企業の研究所で社会人デビュー

翻訳を通じて感じたチームワークの大切さ

私は英語も日本語も下手だから本当にレベル低いんだけど、これまですこしだけ翻訳・通訳をやってきた。

翻訳・通訳経験

昔から趣味で好きな歌の翻訳とかはしてたけど、私が最初に有償の翻訳をしたのは、高校生の時に始めた翻訳と英文添削のバイト。
ここでは大学生のゼミの課題の翻訳とか添削とかやってて、発注してくれた人からの評判は結構よかった。


大学生の時には通訳のコンテストに出たりもした。
これはもうほんと難しくて私の通訳とか絶対聞き返したくない。
でもチームメイトが恐ろしく優秀だったからけっこういいとこまでいった。


それから、以前参加してた学生団体の報告会で、後輩のプレゼンの同時通訳もやった。
これも同じ団体のOBOG数人で分担してやった。
同時通訳って心拍上がるし体力使う。

あと、大学院に入ってからオンライン動画の字幕翻訳も業務としてちょっとだけやった。
サイエンス系のやつ。

それから、海外の会社でインターンしてた時にも翻訳は日常的にやった。
サービスの規約とか、取引先に渡すレポートとか、けっこう責任あるものもまかされた。


最後に、友人と主催した講演会でも海外の会社に持ってく渉外資料とか、ホームページに載せる文書の翻訳を担当した。
これは何人も集めた翻訳チームの学生をマネジするのが大変で、納得できる出来までレビューできないまま表に出しちゃった文章もあってちょっと自分に対して不満の残る経験だった。

翻訳の楽しさ

思うに翻訳の楽しさってのは、

  1. 元の文章を書いた人が何を伝えようとしてるのかを見抜く楽しさ
  2. 訳出する言語の中から、それを伝えるために最適な表現を捻り出して再現する楽しさ

のふたつがあると思う。

それを私は楽しいと思ったから、翻訳をやってきた。

まなんだこと

翻訳活動を通じて私はいろんなスキルや考え方を身につけたけど、やっぱり最も豊かな学びはチームワークの大切さだった。

良い翻訳を作ろうと試行錯誤する中で、ほんとにありがたいって感じたのはべつの翻訳者の視点。
自分が納得して仕上げた翻訳も、他の人のレビューを受けると絶対にぐっと良くなる。

それって単純に私が翻訳へたくそなのかというと、もちろんへたくそなんだけど、他の人が納得して仕上げた翻訳を私が見てより良い訳出案を出せたりするから面白い。

もちろんそれぞれの翻訳者がベストを尽くしてやるべき訳出をした上だけど、良い翻訳をするためにはチームワークがほんとたいせつ。

ちなみに:翻訳業務の常識

どんなに達者なバイリンガルでも、独りで作った翻訳文を、誰のレビューも受けずにそのまま外部に出すってのはほんとやめといた方がいいです。
二人でチェックしながらやるだけでクオリティがめっちゃかわります。

私からは以上!