自分だけの道具箱
自分の道具箱を持っておくこと
大学院の研究では、当然学部のレポートみたいに問題が与えられることは無い。
だからこそ、自分の道具箱に使える道具をたくさん置いておくと、安全。
例えば、問題を定式化したら、どの解法を使うか。
回帰分析とか主成分分析みたいなデータ解析をするのか、ルンゲ・クッタ法みたいに微分方程式を数値的に解くのか、また別のやり方をするか。
また次に、例えばどの計算アルゴリズムを使うか。
どのくらいの精度が必要なのか。
それを実現するにはどんな式に変換して、どんなコードを書けばいいか、など。
また、使える言語も多い方が良いし、使えるソフトも多い方が良い。
ソフトもハードもわかってた方がいろいろ便利だし無駄もないし、あらかじめ色んなリスクが抑えられる。
私はそんないろいろできないけど。
Matlab
その中で、数値解析のツールとしてMatlabはもっと自在に使えた方がいいなって研究員の先輩みて思った。
Matlabってのは便利なソフトで
- 配列・行列計算が得意
- グラフィック機能も標準装備
- 解析結果をその場で視覚的に表現可能
- 欧米の大学では標準カリキュラムに導入されてる
- GUI用命令も豊富。独自のsimulationソフトをMatlabで開発できる(インタープリタで動作するのでかなり重い)
- プログラムの設計、デバッグ、実行、結果の表示の一連の流れを短時間で実現できる
- 主な言語 (C, VB for Application, VBA, Java...) で作成するプログラムに組み込むのも容易
- 各種のtoolboxと呼ばれる拡張パッケージを組み込むことでさまざまなシミュレーション問題を解決可能。
- 制御システムのモデリングの構築・シミュレート、制御モデルから実際のシステム構築もSimulink, Real-Time Workshopと連携することで容易
みたいなナイスなものらしい。
私は配列・行列計算 + グラフィック機能を使ってるだけで、別の言語のプログラムに組み込んだりtoolboxを使いこなしたりはしてない。
Simulinkも名前だけ聞くけど何かわかんないし使ってない。
でも、せっかくだから卒業後も自分の道具箱に残して使えるように残しておきたいと思った。